地方銀行員はやめておけ。

地方銀行員はやめておけ。元地方銀行員による様々な事柄への日記

新卒で地銀に絶対に入るべきではない理由~その5(総合職)~

 地銀に入るべきでない理由~その5~仕事内容編

地方銀行に入ろうと思っているあなた、地方銀行の業務内容についてきちんと理解したうえで入行しようと思っていますか?将来を決めることなのでよく考えて、この記事で具体的な業務内容を覚えてから内定承諾をしてみてはいかがでしょうか?

 1.集金業務

f:id:sinnyuginkouin:20200620213754p:plain地方銀行の法人営業において最も日常業務なのはこの集金業務でしょう。集金業務とは一体何でしょうか。その名の通り、取引先へ訪問してATMの代わりになるというものです。つまり、預かり伝票、支払伝票、振込、両替などを行うというものです。誰にでもできるお使いのような業務ですが、地方銀行では非常にオーソドックスな日常業務です。ほとんど何の利益ももたらしませんが、取引先との信頼関係作成のためによく行われています。多いところは週3で訪問してほしいなどといわれますが効率の悪い業務代表1位です。それに全然面白みのない業務でもあります。

2.投信等の販売営業

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銀行が営業するものといえばなんでしょうか?皆さんが思いつくものといえばまず、定期預金、外貨預金などでしょうか?今の地方銀行の営業は投資信託、保険、リース営業が主な営業になっています。外貨預金は今でも推し進められるノルマの一つでありますが、そこまで重視はされていないと思います。それよりも定期預金や普通預金の資金をいかに投資信託や保険、リースなど流動的な資産に動かせるかが銀行員の今の営業です。

tips:地方銀行投資信託といえばどのくらい黒字になる人がいると思いますか?

正解は2割くらいです。いろいろなジャンルがありますが、一括購入型であると私のところでは2割くらいが黒字で残りの8割は赤字でその中の2割くらいは元値の50%くらいになっている人も多いです。一方で、40%の割合くらいで黒字になっている分野もあり、それは積立型の投資信託です。これは比較的少額を毎月買うものでリスク分散ができ大きな損も大きな徳もしづらいという商品性から黒字になる人も多いのです。

総合職の地方銀行の営業ではこの投信などをいかに売るかが大事になってきます。

多くの銀行ではおそらくある程度以上の預金額の人をリストアップして、その中すべての人にテレフォンアポイント、窓口営業などかけているとは思います。この作業は本当に面白くないし、8割で損するものを売り、アフターフォローと称して、損している人にさらに別の投資信託を買い替えさせるなどのテクニックも使っていかなければなりません。私はそれが嫌だったので悪質営業は一切そういったことはせずIDECOなどだけ売り続けていました。また、こういった投資信託は自費購入もすることを強要され、私の場合は支店長から「毎月3万程度を自分で買うということはその商品について知ることができるし、実際体験できるので俺も買っているから買え」ということを言われ買わされていました。

3.ローン業務

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ローン

地方銀行の総合職の最初の個人営業業務といえばこのローン業務ではないでしょうか。このローン業務は、マイカーローンやカードローン、教育ローン、住宅ローンなどの手続き、推進行為などです。語るまでもないのですがつまらないです。すべて手続等決まっているのでその通りにやるだけで工夫はできません。また、最初からほぼ一人でやらされる上に本部の書いている手続きと支店でのやり方に違いがあり、本部のマニュアル通りにやると怒られることが多々あります。この支店でのやり方はほかの業務(窓口業務や投信)もそうなのですがありますし、間違えて覚えろという姿勢なので誰も教えてくれません。

まだまだありますが、今回はこの辺で終わっておきます。

 

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