元銀行員が語る地方銀行の住宅ローンの金利を半分以下に下げる方法(新規、借換)
(2020年7/1追記)
他ブログさんをいろいろ拝見したところ、自分の地域だけ以上に金利が高いのかもしれないです。
自分は今年の4月まで働いていたのですが、あんまり詳しく書けないのですが金利再選択の固定数年を店頭表示の約3%前後で初回案内していましたし、また新規に関しても初回は固定10年を1-2%で案内してました(団信の内容によってさらに上乗せ)。
こんにちわ、元銀行員の稲川と申します。今回は住宅ローンの得する選択方法についてお伝えしたいなあと思っています。
今回お伝えするのは、地方に住んでいてネット銀行やメガバンクはなんだかサポートが薄そうだし、かといって地方銀行の住宅ローンは金利が高すぎてなんだかなあと考えている人々への住宅ローンをできる限り安く抑える方法です。今回は最も簡単な方法を1つ、お伝えしたいと思います。
1.住宅ローンの審査を多くの銀行ですること
・地方銀行は最低金利で交渉しない。
地元銀行で、住宅ローンを借りられようとする方はおおむね第一地銀と第二地銀で住宅ローンを審査していると思います。実はそれでは地銀が持つ最低金利には到達しないということを知っているでしょうか。
また、ちょっと金利交渉をした際に営業マンのいう「これが最低金利です。」や「これをしていただくと特別に金利をこれだけ下げる交渉をしてみます。」などの言葉をうのみに信じてはいませんか?
はっきり言って上記のような言葉はほとんどが嘘です。騙されてはいけません。
私が営業していた時に本当に最低金利(地域統括部長承認)が必要になったローンの数は約50件中の1件だけです。さらに、金利再選択の場合、最低金利(地域統括部長承認)が必要になったローンの数は約100件中0件です。一回も最低金利で金利締結したことがありません。
というのも、最低金利で交渉することはありましたが、住宅ローンを良く知っているお客様はネット銀行やイオン銀行へ借り換えなさるため最低金利にしても契約されません。
まあそんなことは置いといて、地方銀行が最低金利で金利交渉したがらないことは理解できたのかなと思います。
・地方銀行から最低金利を引き出す方法
それは金利の低いネット銀行を利用することです。
そして、「ネット銀行と比較して考えさせてください。」というだけでいいのです。
たとえ、ネット銀行でローンを借りる気がなくても審査をしてみてください。ネット銀行は非常に金利が低く、第一地銀、第二地銀ともに張り合えないくらいなのでこの、ネット銀行を比較に出していますといわれてしまうと自動的に最低金利まで下げないと比較にできないくらい高い金利になってしまうためです。
・参考までに現在イオン銀行では固定金利0.62%と画像を載せておきます。
この方法は新規で住宅ローンを借りる人だけでなく、借り換えの方も大いに使える方法となっているのでぜひ使ってみてください。
私の体験としては、地方銀行のサポートとネットや他地域の銀行のサポートでは何か違いがあるとは思えないので安い金利の銀行で借りたほうがいいと思いますが・・・。
皆さんがよりお得に、地方銀行に騙されないように。